2011年3月9日水曜日

ボンキュッボンからボンボンボンへ、成長が止まらない件

らばQ:あの頃の君はもういない…激太りで別人のように変わってしまった女性たちの写真

激太り女性11

僕の感覚ではこれくらい変化する女性は珍しくないような。高校生や大学生は肥満率は低いように思いますが(そして、上の写真のように美人が多い。)。しかし、大人の女性で痩せていてスタイルがいい人の割合は本当に少ない。つまり、年をとるにつれ、それだけ変化するということだと思います。

2011年3月8日火曜日

胃にペースメーカーを埋め込んで食欲を抑制できる件

Stomach pacemaker could curb obesity - Spokesman.com - March 8, 2011

胃に埋め込んで少量食べただけで満腹感を脳に送るペースメーカーがドイツで開発され、EUで認可されたそうです。アメリカでは2014年までの認可を目論んでいます。

これを使って、20才のドイツ人は5ヶ月間で10kg痩せたとのこと。

ペースメーカーのバッテリーは5年間持ち、どのくらい使い続けるかどうかは患者次第。

お値段は£15,000(約200万円)。将来、もっと数が出れば安くなることが予想されるので、肥満防止にジムにせっせと通うアメリカ人には受けるかもしれません。でも、これは中・高所得者の話。おそらく肥満に悩む低所得者には手の届かないことでしょう(というか、国民皆保険でないアメリカでは最低限の医療を受けられない人が大勢います)。

日本で新発売の体重計、アメリカでは売れない件

ドリテック、ドラゴンデザインの体重体組成計 - 家電Watch

BMIが表示されたり、ドラゴンがあしらわれていたり、差別化するのはいいのですが、商品の詳細によると、計測範囲は5kg〜150kg。こんなんじゃアメリカでは売れません!おデブちゃんに対応していない商品なんて、消費者団体から苦情が殺到しそうです。

iPhoneのアプリやウェブページなど、ソフトウェアを国際化するのは、翻訳や単位変換プログラムを書くだけで、それほど難しいわけではありません。しかし、物理的仕様を国際化しようとすると大変です。強度、重さ、デザイン、コスト、テストなど影響が大きいですね。

日本のジムで米国から輸入した器具を使っているところがあるようですが、あれはオーバースペックです。アメリカだと体重200kgくらいまで耐えられないとだめでしょうが、日本人でそれほど体重がある人は本当にまれです。

貧困に苦しむ人は肥満にも苦しむ件

An Innovative Partnership Takes on Hunger and Obesity - The CSR Blog - corporate social responsibility - Forbes

2009年、政府による緊急食糧援助(フードスタンプ)を受けたのは8人にひとり、子どもは5人にひとりでした。このこと自体も大きな問題ですが、衣食住に事欠くような人が多いアメリカでの肥満率は2/3で1億9000万人以上。なぜこのような一見矛盾したようなことが起こるのでしょうか。

この記事では、カロリーの高いジャンクフードは安いことが挙げられています。

日本でもマクドナルドなどのジャンクフードは安いですが、自炊しなくても数百円足せば定食屋などでそこそこ栄養バランスのとれた食事をとれます。しかし、僕の感覚では、このジャンクフードと栄養バランスのとれた食事の価格差は、アメリカではとても大きいように思います。たとえ自炊してもです。

もう一つ挙げられているのは、食糧援助の実績は重量ベースで評価されているということです。そのため栄養価は軽視されてしまいます。このことを改善しようという動きもあるようですが、食糧援助プログラムはコカ・コーラやクラフトなどの企業によって運営・援助されてるので、政治的に難しいようです。

腹いっぱい食べることを是とする食文化、政府の規制を嫌う政治風土、歯止めのきかない商業主義…。これでは低所得者には選択の余地がありません。

2011年3月6日日曜日

『食べるアメリカ人』加藤裕子

食べ物を通じてアメリカ社会を考えています。調理に手間がかからず「まずい」食べ物を大量に食べるようになった経緯を、歴史や現代社会の観察を通じて論じています。

もともと貧しかったヨーロッパ人が苦労して建国したアメリカでは、腹いっぱい食べることに重きが置かれています。そして、ローファットなどをうたった「健康」食料品を大量に食べることでかえって肥満になってしまうと…。僕の今のところの仮説では、喫煙や飲酒が社会的に日本ほど受け入れられていないアメリカでは、腹いっぱい食べるのは一種のストレス解消なのかもしれません。911の後は、クッキー、チョコレート、キャンディの消費量が増えたそうです。

ストレスで過食になっても、あそこまで肥満になる前に気づけよってのが、僕がこのブログを通じて考えたいことなのです…。

そして、夫婦共働きが当然のアメリカでは、夫婦共々忙しく、レンジでチンが多用されているとのことです。確かに、ウォールマートなどのスーパーに行くと、馬鹿でかいショッピングカートに大量の冷凍食品、スナック菓子、ソーダ飲料を買っている人たちを見かけます。

この本の特筆すべきは 、それでもなんとか「おいしい」アメリカの料理を紹介していることです。ニューイングランド、ニューオリンズ、カリフォルニアの郷土料理が紹介されています。僕は普段は日本食、中華、ベトナム料理などのアジア料理しか食べませんが、アメリカにいるうちに挑戦してみたいと思います。

レイラ姫がダイエットに成功した件


スターウォーズでレイラ姫を演じたキャリー・フィッシャーがダイエットの広告に出ていました。6週間で12ポンド(約5.4kg)のダイエットに成功したそうです。詳しくはJenny Craigのホームページで。

ハリウッドスターといえども肥満との戦いは厳しいようです。

タイ航空の客室乗務員、デブすぎると地上職員にまわされる件

Lose weight or don't fly - Thai Airways tells crew | The Australian

Thai Airways

タイ航空の客室乗務員は、今後6ヶ月の間にBMIとウエスト周りの基準を満たさないと地上職にまわされると通告されたそうです。基準は、女性BMI25以下ウエスト81cm以下、男性BMI27.5以下ウエスト89cm以下。現在この基準を満たさない客室乗務員は41人(うち男性28人)いるとのこと。

差別ではないかという批判があるようですが、競争の激しい航空業界、客室乗務員に美女ばかり揃えているシンガポール航空などと伍していくための生き残り策なのかもしれません。

また、ANAが軽量スプーン・フォークなどを導入して、少しでも燃費を節約しようと涙ぐましい努力をしていましたが、燃費節約という意図もあるかもしれません。航空会社の営業経費のうち燃料費は2〜3割も占めるそうなので、背に腹は代えられないといったところでしょうか。

アメリカの航空会社ではまずできない施策です。

デブスライドショーを追加しました!

このブログの右に追加した「デブスライドショー」、"obesity"に対するGoogle Image検索の結果の写真64枚が2秒ごとに入れ替わっているはずです。いちおう自作です。Google APIやJavascriptについての知識はほとんどないのですが、ググリまくってなんとかできました。

本当はフェードアウト・フェードインみたいにかっこ良くしたかったのですが、やり方がよく分かりません。そのうち勉強します…。検索キーワードは"obesity(肥満)"固定ですが、自由に設定できるようにすれば、たとえばAKB48スライドショーなんてのもできます。そしたらGoogle Gadgetsに公開してみようかな?

やはり衝撃的な画像ばかりですね…。スーパー(特にあまり裕福ではない地域の)などでは、このような超肥満をみることは珍しくありません。大人はともかく、肥満な子供をみるのはあまり気持ちの良いものではありません。

2011年3月4日金曜日

アメリカ女性に人気のダイエット法「食事の前に一杯のリンゴ酢」の件

レコードチャイナ:各国女性に人気の「ダイエット」法とは?—米華字メディア

ダイエットに少しでも意識がある女性は、超肥満にはならないと思います。

尼さんがマクドナルドに子供の肥満問題の責任を調査するよう嘆願した件

Nuns Ask McDonald’s To Examine Response to Childhood Obesity - Health Blog - WSJ

マクドナルドなどのファーストフードチェーンが子供の肥満に対して責任があるがあるかどうかは、議論の余地があるところだと思います。マクドナルドにすれば、嫌なら食べるなということでしょう。

マクドナルドなどのハンバーガーばかり食べれば肥満になって健康を害するのは当たり前です(スーパーサイズ・ミーの人体実験をみるまでもありませんね)。そればかり食べる大人や、子どもに食べさせる大人に責任があるのだと思います。しかし、そういった当たり前のことも大人も含めて教育されていないのが現状のようです。

私の会社の同僚によると、親から弁当を持たされない子供たちは学校の給食でピザやハンバーガーばかり食べているらしいです。子供は気づいたら肥満になってしまいますね。問題の根は深いようです。


体重を考慮しない肥満度の尺度をアメリカ人科学者が考案した件

New obesity scale could be better than BMI calculators, scientists say: "

BMIは身長と体重から計算されますが、今回考案された尺度は身長とお尻周り(いわゆるヒップ)の比率から計算され、BAI(Body Adiposity Index)と呼ばれているそうです。

どんな基準であれ、誰がどうみても超肥満が多数いるアメリカでは、肥満の尺度をどう計算しようとあまり影響ないと思いますが…。

2011年3月3日木曜日

「だからお前はデブなんだよ」の写真ブログ

This Is Why You're Fat | Where dreams become heart attacks.

アメリカ人がどんなもの食べてあのような超肥満にいたるのか、写真で理解できます。日本にいる人にはウソのような写真ばかりですが、テキサスに住む僕の感覚では、このような食べ物は至る所にあります。

僕もいくつか自分で写真を撮っていますので、近いうちに紹介したいと思います。

肥満率でカナダがアメリカを追いかけている件

Girth of a nation: Canada trails U.S. in obesity rates

2007年〜2009年の統計によると、カナダ人・アメリカ人の肥満率はそれぞれ、男:24.3%対32.6%、女:23.9%対36.2%。アメリカも深刻だが、カナダも深刻だという話。

アメリカとは違い、カナダは国民皆保険で医療費は原則無料(友人談、要確認です)らしいので、肥満増加による政府の負担は大きいのでしょう。今後、カナダ政府としてどういった対策を打ってくるか注目していきたいと思います。

ここでいう肥満の定義はBMI30以上注:日本の肥満基準はBMI25以上です)。下の図はWikipediaからの抜粋ですが、BMIが30以上になるには、身長160cmで体重76kg以上、170cmで86kg以上、180cmで97kg以上です。
ファイル:Body mass index chart.svg 

肥満防止キャンペーンを張るオバマ夫人が共和党に批判されている件

Conservatives dig into Michelle Obama's anti-obesity campaign

オバマ夫人が推進している肥満防止キャンペーンが今月で1年になるそうです。アメリカ人は誰もが肥満は大きな問題で、子供の肥満傾向は高まるばかりだと分かっています。しかし、政府が乗り出すと小さな政府志向の共和党は強く反対します。例えばオバマ夫人が野菜が多めのヘルシーなメニューを増やそうと、レストラン協会と一緒に取り組むと、政府はレストラン業に口を挟むなと共和党は文句をいいます。

僕は、肥満の蔓延は医療費・保険料の高騰をまねき、労働効率も落ちるので、経済に与える打撃は小さくないと感じます。健康的な食事をして、適度に運動するよう、大人を促し、子供を教育するのは、政府としては当然やるべき事のように思えます。このまま放っておいたら全アメリカ国民への被害は甚大になるでしょう(定量的に言えませんが、それは今後追求していきたいと思います)。

しかし、小さな政府志向の人にとっては、政府というのは必要悪であり、必要最低限のことだけをやってくれればいいという考えです。この「必要最低限」の線引きが日本人の感覚からすると非常に低いと思います。日本だと、政権が民主党であろうと自民党であろうと、マスコミ(マスゴミw)を巻き込んで一大キャンペーンを張り、財団法人かなんかが立ち上がって、新たな官僚の天下り先になりそうですが、アメリカではそう簡単にはいかないようです。

初めまして!

初めまして、テキサス州在住2年のdeburika777です。

みなさんのアメリカに対するイメージはどのようなものでしょうか?GoogleやAppleに代表されるような世の中を変えるようなハイテク企業、ウォールストリートの金融マンに象徴される傲慢なスーパーリッチ、影響力は下がっていると言われているとはいえ未だ世界唯一の超大国、暴力や犯罪が蔓延する社会などでしょうか?

しかし、僕がテキサスに来て最も衝撃を受けたのは、アメリカ人の肥満度です。ちょっとお腹の贅肉を摘めるくらいの日本のメタボなんてかわいいものです。肥満なアメリカ人の贅肉はそれこそ抱えられないくらいです。よちよち歩きとはいえ、よく歩いていられるものだと逆に関心してしまいます。

このブログでは、なぜアメリカには驚異的な肥満が多数存在しているのかを、Web上の情報・データ、自分で得た見聞をもとに考えてみたいと思います。